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柿の『なり年・不なり年』の不思議

渋柿の収穫量が少ない

今年の渋柿収穫シーズンは8月中旬で終了し、無事に県外の柿渋製造へ工程を引き継ぎました。
しかし収穫できた柿のトン数は昨年よりグッと少ない結果となりました。

渋柿を収穫する少年

理由のひとつは柿の性質にあります。

柿は実りが多い年・少ない年を交互に繰り返す植物です。

なり年← →不なり年
表年← →裏年

という言葉を聞いたことはありありませんか?

専門用語で隔年結実(かくねんけつじつ)といいます。

ほかにも、みかん、栗、りんごなどでもみられます。

今年は酷暑による高温・少雨のせいか、一昨年の裏年よりも収穫量よりも少なかったです。

農家の皆さんは、隔年結実の影響を受けにくくするために手入れをしておられますが、
柿っ子ちゃん用の西条柿は、手入れされていない畑からの収穫が多いので、その影響が強く出てしまうのです。

なぜこんな不思議なことが起こるのでしょう

柿が実を付けると植物ホルモンが出て、周囲の芽の成長を抑え、次の年に実がならないようにしているといわれています。

たくさん実を付けた翌年は、柿もパワーを蓄えるために休憩しているんですね!
その他にもいろいろな要因が複雑に関連し合って起こる現象のようです。

※(みかんの例ですが)イラスト入りで解説しているサイトがあるので、興味のある方は読んでみてください。

ミカン 表年、裏年って何現すの?
http://www.ja-gp-fukuoka.jp/education/akiba-hakase/002/005.html

柿同士が同調する?

実は不なり年なのは、今回収穫した柿園だけではなく八頭町全体での現象なんです。

柿を植えた年がズレているから、それぞれの園や木で、なり年・不なり年がバラバラになるはず…

植物が花を咲かせるのは、花粉を他の個体と交換して子孫を残すためです。

みんな一斉に花を咲かせたほうが、花粉交換に有利だと分かっているようです。

まわりの木は花が咲いている!というのが分かるんでしょうか?

なんだか、人間のようでビックリですよね(*_*)

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