柿渋の効果

「柿渋」は未熟な青渋柿をつぶし、果汁を1~3年ぐらいかけて発酵・熟成醸造させた茶色の液体です。色は醤油によく似ています。
日本では、平安時代から庶民の生活文化として育まれ、その殺菌・消臭効果の高さから、主に塗・染色色材として、木柱・板壁・漁綱、衣類等の補強・防腐・防虫・防水剤として、さらには家庭の常備薬として傷に塗ったり、下痢止として飲むなど多用途に使われてきました。

特長1.消臭効果

渋柿は主成分としてポリフェノールの一種であるタンニンを豊富に含んでいます。
渋柿をかじった時の猛烈な渋味・・・それがタンニンの正体です。
ポリフェノールやタンニンといえば緑茶やワインにも多く含まれていることで有名ですが、柿渋に含まれるタンニンはワインの20倍・緑茶の70倍と言われています。
それにより体臭・加齢臭・足臭を90%以上消失させます。
さらに抗菌効果により、雑菌の繁殖しない環境を作ります。

3大臭

特長2.抗菌・抗ウイルス効果

柿タンニンには抗菌作用があるため、皮膚の弱い方、アトピー性皮膚炎の方にも最適。
その他にもアトピーや、水虫、歯周病、UVカットにも効果があるといわれています。
最近では、インフルエンザをはじめ様々なウイルスにも効果があることが分かり、広島大学の研究ではアルコールなどの消毒液が効かないノロウイルスを不活性することを証明しました。
また2020年には奈良県立医科大学が「新型コロナウイルス」を不活化する研究成果を発表して話題になりました。

柿渋染めの靴下を使用効果

柿渋染めの靴下を使用(保湿クリームなどを併用)
※効果には個人差があります。

特長3.洗濯後も効果持続

糸に紡ぐ前の100%オーガニックコットンを綿(ワタ)から染める実用新案「トップ染め」(実用新案登録第3189464号)という手法により、柿渋が綿(ワタ)の繊維一本一本の内部まで浸透し染まっています。
そのため柿渋染の表面積が大きくその効果がより大きく永く保たれ、洗濯後もその効力が変わりません。

また、「柿渋」は鳥取産の西条柿を使用し、製法特許の請製法で匂いの分子を分離していますので、「柿渋」特有の匂いはなく、完全無臭になっています。

臭いの元となる様々な成分の減少率

臭いの元となる様々な成分の減少率(%)